給湯器の凍結防止対策について
投稿日:2026年10月25日
今回は冬に入る前に給湯器の凍結防止対策について少し解説いたします。
エコキュート・給湯器の凍結防止対策|冬に備えて知っておきたいポイント
1. なぜエコキュートや給湯器は凍結するのか?
エコキュートや給湯器は、屋外に設置された機器や配管が外気の影響を受けるため、気温が低下すると内部の水が凍結することがあります。
特に、次のような条件では注意が必要です。
気温が氷点下になる日や、夜間から早朝にかけて冷え込む日
北風が当たる場所や、日陰など気温が上がりにくい場所
屋外に露出している給水管・給湯管・配管接続部
長期間家を空けていて、水やお湯を使用しない状態
保温材が劣化していたり、配管の保温が不十分だったりする場合
配管内の水が凍ると、水やお湯が出なくなるだけでなく、配管の破損や水漏れにつながるおそれがあります。気温が上がって解凍したあとに漏水が発覚するケースもあるため、凍結する前の対策が重要です。
2. エコキュートの凍結防止対策
エコキュートは、給水・給湯配管だけでなく、浴槽につながるふろ配管やヒートポンプ配管なども凍結対策が必要です。
① 浴槽のお湯を残しておく
フルオートタイプのエコキュートでは、入浴後に浴槽のお湯を抜かずに残しておくことで、ふろ配管の凍結予防運転が作動する機種があります。
循環口より10cm以上を目安に残り湯を確保する
凍結予防運転に必要な電源を切らない
機種によって作動条件が異なるため、取扱説明書を確認する
なお、残り湯を利用する凍結予防機能は、すべての機種・運転モードで同じように動作するわけではありません。メーカーの案内を確認することが大切です。
② 蛇口から少量の水を流し続ける
外気温が氷点下になると予想される場合は、給水・給湯配管の凍結防止策として、蛇口から少量の水を流し続ける方法があります。
一般的なメーカー案内では、次の方法が紹介されています。
リモコンの給湯温度を「水」に設定する。
お湯側の蛇口を開く。
1分間に約200mLを目安に水を流し続ける。
「水」の設定がない機種では、指定された最低温度に設定するなど、機種ごとの案内に従います。水を流す方法は水道使用量が増えるため、必要なタイミングや流量を確認して実施しましょう。
③ 配管の保温材を点検する
屋外に露出している配管には、通常、保温材が取り付けられています。しかし、紫外線や風雨、経年劣化などによって保温材が破損すると、配管が冷えやすくなります。
冬が本格化する前に、次の点を確認しましょう。
保温材にひび割れや破れがないか
配管がむき出しになっていないか
接続部や曲がり部分に隙間がないか
凍結防止ヒーターが設置されている場合、電源が正しく接続されているか
保温材の補修や凍結防止ヒーターの設置は、販売店や専門業者に相談すると安心です。
④ 凍結防止ヒーターを活用する
寒冷地や凍結しやすい場所では、配管に凍結防止ヒーターを設置する方法も有効です。
ヒーターは配管を加熱して凍結を防ぐ設備ですが、適切な製品選びと施工が必要です。すでに設置されている場合は、使用前に電源プラグや作動状態を確認しましょう。
⑤ ヒートポンプユニット周辺の雪を取り除く
積雪時には、ヒートポンプユニットの吸込口・吹出口が雪でふさがれないように注意します。周囲の雪を取り除き、空気の通り道を確保しましょう。
ただし、配管や機器に無理な力を加えたり、内部の氷を無理に取り除いたりしないでください。
また寒冷地など頻繁に凍結する地域では、配管ヒーターに加えて配管保温材の上から毛布をまいたりタオル等をまくことも凍結対策になります。

